練習方針Training Tactics
ボルダリング部では、いわゆる「心技体」の観点から、クライミングコンペで好成績をおさめるために必要な能力を分析し、強化の対象としております。たとえば、”心”に属する能力としては、適切かつ迅速なオブザベーションを行なう思考力や、練習や競技の最中に高いパフォーマンスを維持するための集中力を挙げることができます。
こうした能力のうち、「ジムを貸し切った状態で練習できる」という強みを最大限に活かすべく、とくに “体”の能力に属する回復力・持久力と、”技”の能力に属するムーブ遂行能力を養うための反復練習を重んじています。
練習内容の例Training Menu
インターバルトレーニング
1本ごとに制限時間を設けて、異なる課題を次々と登っていきます。強度に応じて30〜90秒間隔で8〜24本程度を連続して登ります。回復力や持久力はもちろんのこと、さまざまなムーブの精度をまんべんなく向上させていくことができます。
200秒間耐久トレーニング
リード対策です。リードの平均的な所要時間のぶんだけ登り続けます。ボルダーの課題をつなげた擬似的なリード課題は、実際のリード課題以上にハードであるため、基礎的な筋力・持久力を効果的に高めることができます。
模擬コンペとその反省セッション
コンペのルールに準拠して行なう実戦的なメニューです。セッション方式やベルトコンベア方式で初見の課題に挑みます。終了後は登れなかった課題の分析と再挑戦を行なっていきます。コーチから指導されるばかりでなく、部員同士でも互いに手本を見せ合い、アドバイスを与え合います。